マダムリリー

日本人はブランド志向で見栄を張りたがる人が多いと言われています。確かに日本のように、若い女の子がルイヴィトンやシャネルのバックを持っているような光景は海外ではあまり目にしませんね。他人よりも良い物を持っていたいという欲求はどこの国の人にでも共通していますが、たとえそれが身分不相応なものでも手に入れたい!という人が日本には多いのではないでしょうか。自分が他人から見たらどう見えるかという、見えを重要視する傾向が、より良い物を買いたいという購買意欲に繋がっているようです。 日本にたまに帰っただけでも「今なにが日本で流行っているのか?」、割とすぐに知ることができます。例えばファッションなら、街行く女の子を観察するだけで流行がわかります。流行語を誰もがみなが口にし、がん予防になることが最近わかった食品が一斉にスーパーからなくなったりします。海外に比べて、みなが同一に同じ行動をとる傾向にある日本では流行をすぐにキャッチすることができます。そして、「今これが流行っている!」というのがわかれば、自分も買って試してみたくなるのが人の心理。本当は必要のない物でも流行っているものならつい買ってしまいますよね。